「スマホが原因の首コリ」

「スマホが原因の首コリ」

ここ10年で、
私たちの生活に
定着したものといえば
やっぱり“スマホ”でしょう。

しかし、
この便利なスマホが
私たちに新たな症状
生み出しているのをご存知でしたか?

目がよく疲れる…、
パソコンやスマホなどの
画面を見ていると頭が重くなってくる…、
後頭部あたりが重だるくなってくる…、
そんな症状の時は
後頭下筋群のコリです。

後頭下筋群は
(大後頭直筋/小後頭直筋/上頭斜筋/下頭斜筋)
後頭骨と頚椎1-2番をつなぐ筋肉で
頚の回転・側屈・後屈の補助をする筋肉です。

赤丸の部分を少し強めで押して
目を左右に動かします
すると、わずかに筋肉が動きます
それが後頭下筋群です。

実はこの筋肉、
もう一つ大事な働きがあります。

それは、
視線を固定する働きです。

ご存知のように
デスクワークや読書をするとき
頭が揺れないように
頭と首肩に力を入れて
固定する必要があるのです。

その時に力が入るのが
後頭下筋群です。

チョッと想像してください
デスクワークや
スマホを見ているときの姿勢。


頭が傾いて
一点を見つめていると思います。


「これって、ストレートネックの姿勢なんだよね」

頭は、
体重の約1割
(60㎏の人なら約6㎏)
この頭を10cm前に傾けるだけで
4倍の重さが
頸にかかることになります。
(6㎏×4=24㎏)

ここの動作を
起きている間、
長時間続ければ
頭を支える筋肉
視線を固定させている筋肉は
疲れが溜まって当然だと思います。
(しかも、懲りずに毎日!)

この後頭下筋群が
疲れて硬くなれば
近くにある大事な神経や
血管も圧迫するため
頭が重くなったり
痛くなることもあります。

そんな時は!

まず、
スマホや本、パソコンから
目を離し
目をつぶって
ゆっくり前後左右に
首を回し、
できれば遠くの景色を
しばらく眺めましょう。