健康新聞2020~2月号~

其の一、DMNって何?

いのか暖かいのかよくわからない2月ですが、
皆様の体調はいかがですか?

「こんにちは、中本整骨鍼灸院の中本です(^-^)」

年末年始に始まり、成人式に節分、バレンタインデーと
何かと行事や用事が続き
気が付けばもう2月も半ばを過ぎてしまいました。

なんか駆け足のような日が続いています。

ところで、
脳科学の用語で「DMN」って聞いたことありますか?

DNA(デオキシリボ核酸)ではないですよ。

「DMN」はデフォルト・モード・ネットワークの略です。

意識して脳を働かせていない状態、
簡単に言えば脳のアイドリング状態と思ってください。

脳は体重の約2%ですが、
1日に使うエネルギー量は全体の
20%にも及ぶそうです。

では問題のDMNはどれぐらいエネルギーを使ってい
るのかというと、
なんと60~80%になるとのこと。
(もちろん寝ているときは別です)

私たちはボーっとしている時間が意外と長いのですね。

其の二、脳の疲労

では、
DMN中の私たちの脳は
どんなことをしているのでしょうか?

実は、
記憶や情報の整理、五感の収集をしているのです。

たまにこんな経験はありませんか?

お風呂に入っているときや散歩の途中で
「さっき思い出せなかったことが急に思い出したり、突然アイデアが思いついたり」
なんてこと。

この時は自動で脳内を検索したり、
情報を整理しているのです。

これもDMNの一つです。

しかし、
強いストレスやトラブルの最中では、
DMNの最中でもネガティブな考えばかりが浮かんできて
脳の疲労となります。
(逆に嬉しくて浮かれているときもそうですね)

ネガティブな状態のDMN中は、
怒りや悲しみ焦燥感に支配されている状態なので、
心拍は早く血圧は上がり首肩の力は抜けていません。

逆に適度にポジティブ状態の時には、
心の余裕ができてリラックス状態となります。

脳の疲れが慢性的になると、
まず、物忘れが多くなり、
眠りが浅くなります。

そして、
考えることが面倒になり、
行動は単純な事ばかりを望むように
なります。

もちろん、
単純な行動が悪いわけではありませんが、
できれば避けたい状態ですね。

では、
この脳の疲れを改善するにはどうしたらいいのでしょう?
次回は解決例をお伝えいたします。

3月号へつづく

其の三、「おすすめ!古本めぐり」

恩田 陸 【第156回 直木賞受賞作】
2017年の本屋大賞と
ダブル受賞した恩田陸さんの作品です。

物語はピアノコンクールに出場する
若き天才たちのお話なのですが、
扱っているのが小説(文章)ですので
「音楽はどうかな?」と思いました。

しかし、
読み進めていくと読み手に音楽が
聞こえてくるような錯覚を起こします。

「文章の力おそるべし!」と感じました。

映画化にもなりましたが、
まずは原作を読んでいただきたい作品です!超.おススメ!

今月の一言

「今年の二月は、1日長いの知ってました?」
今年はうるう年、オリンピックの年

 

今月のストレッチ 番外編

 

 

~お知らせ~

3月1日(日)はスポーツイベント参加のため
お休みいたします。