健康新聞2020~7月号~

其の一、「めまい・ふらつきの正体2」

今月も、
めまい/ふらつきについてお伝えいたします。

まずは、6月号のおさらいから。

めまいは主に下記の3種類とその他に分類することができます。

回転性めまい… →耳鼻科
主に内耳の異常が原因になり、安静時でも周りが回っているように感じるめまい

浮動性めまい…→総合病院、または脳神経外科
中枢神経や小脳の異常等が原因になり、飲酒の後にみられるようなふらつきのあるめまい

動揺性めまい…→総合病院、または整形外科
自律神経の乱れなど様々な原因により、ぐらぐら揺れる感覚が急に起こるめまい

その他…→内科その後、指示を仰ぐ
貧血などの立ちくらみや、目の前が一瞬暗くなる

 

今回は
浮遊性のめまい、特に小脳ついての解説です。

其の二、「小脳の役割と病気」

カリフラワーのような見た目の小脳は、
大脳の下後方に位置しています。

重さは約120〜140g(温州ミカン1個より少し軽いくらい)

大脳よりかなり小さいのですが、
神経細胞の数は1000億個もあり
大脳の7倍以上にもなります。(大脳は140億個)

【役割その1】「平衡機能」

視覚や筋肉/腱などの深部感覚からの情報を集め、
身体のバランスを保つ。

【役割その2】「滑らかに動かす」

発声や手足を、必要に応じた強さスピードで滑らかに動かす。

 

【役割その3】「運動の記憶/学習」

反復することで動作を学習し、
大脳に代わって無意識に身体を動かします。

目をつぶっていても
鼻や口に触ることができるのも、

しばらく乗っていなかった
自転車に乗れるのも小脳のおかげです。

意識的に身体を動かすのは→大脳

無意識に動かしてくれるのが→小脳

【危険な小脳の病気】

小脳に異常が出ますと、
お酒に酔っ払ったように千鳥足になったり、
ろれつが回らなくなります。

中には「眼振」と言って、
目が勝手に回る症状が出ます。

●血管障害(小脳梗塞、動脈硬化症、小脳出血など)

大脳を含めた脳全体の1割が小脳でおこります。
高齢者の多く見られる。

●腫瘍

比較的に若年層に多く、
腫瘍にしても血管障害にしても中心側に起こりますと、
延髄を圧迫しますので生命維持の危険があります。

 

●過度のアルコール飲酒、薬物中毒

ストレスが続くと、飲酒が増えます。自覚のあるうちにアルコールは控えましょう!

小脳が原因のめまいは、
全体では少ないものの、危険な病気が含まれています。

気になる時は必ず病院を受診してください。

次回は「動揺性めまい」についてお伝えいたします   つづく

其の三、「おすすめ!古本めぐり」

 

サイドストーリーオブガンダムZ (B-CLUB COMIC)

コミック – 1988/3/1近藤 和久 (著)

今回ご紹介するのは、漫画です。

それも、
ガンダムファンでもあまり知られていない、
幻?のサイドストーリーです。

みんなが知っている「機動戦士ガンダム」には
二つの続編があるのです。

一つはTV放送された「機動戦士Zガンダム」、
そしてもう一つが
今回ご紹介するサイドストーリーオブガンダムZゼーダです。

決してTV放送版「機動戦士Zガンダム」を
否定するわけではありませんが、
個人的にはこちらのほうが好きです。

主人公アムロが成長し大人の事情を知るように、
観ていた私たちも20~30代と変わっています。

より大人向けの物語の方が面白いのではないでしょうか。
(残念ながら2巻以降はまだ出ていません(-_-;))

 

今月の一言

「今年は、親も子も初めての夏になりそうです」

コロナ禍で、かって経験したことのない夏がやってきます!

 

~お知らせ~

夏休み
8月9(日)~12(水)は、お休みいたします。

お出かけの際にはマスクの着用を!

最近、
高齢男性を中心にマスクをせずに電車やコンビニでの姿を見かけます。
さすがに屋外でのマスクはつらいものがありますが、
施設や公共の乗り物内では着用を心がけましょう。

また、
「着けろ、着けない」でトラブルも多発しているようですので
トラブル防止のためにもお出かけの際には
せめてマスクを持って出かけましょう!

コロナ接触確認アプリ「COCOA」をダウンロ-ドしましょう!

スマホお持ちの方は、「COCOA」をダウンロードしましょう。

うがい手洗い以外でも新型コロナウイルスから身を守り、
職場や家庭内での感染防止策になります。

是非、ご協力をお願いいたします。