健康新聞2023~四月号~

千里丘の中本整骨鍼灸院は、心と身体の疲れから始まる、肩こり/腰痛を整体と鍼灸で改善のお手伝いをしています

の季節が過ぎ、
高校野球が終わると次は、大型連休が近づきます。

これから一気に身体を動かす時期に突入しますが、
お身体の調子はいかがですか?

其の一、疲れの種類その3

3月号では、
活動内容ごとの解説をいたしました。

今月は神経支配ごとの解説をしてみたいと思います。

私たち人間の疲れは、四つの種類に分類されます。
1「部位ごと」2「活動内容ごと」3「神経支配ごと」4「時間経過ごと」

・中枢性疲労=大脳や脊髄の疲労 
・末梢性疲労=運動神経や知覚神経の疲労

神経支配ごととは、神経による分類です。
大脳や小脳・脊髄のことを中枢神経と呼び、
この大脳・小脳・脊髄に疲労が起こることを中枢性疲労と呼びます。

それ以外、
つまり大脳・小脳・脊髄以外のすべての神経を末梢神経と呼びます。

この末梢神経の中に
運動神経や知覚神経が含まれています。

運動神経や知覚神経は、
筋肉の中に多く分布していますので、
疲れと聞いてわかりやすいのは末梢性疲労の方でしょう。

其の二、自律神経との関係

中枢性疲労の中には、
自律神経の疲労というのがあります。

自律神経とは
私たちの身体を自動で調節してくれる優れた神経です。

この私たちに標準装備されている自律神経は、
老化の激しい箇所で知られています。

40歳代になると自律神経の機能は20代の半分以下、
60歳代になると3分の1以下までに落ちてしまいます。

同じ年齢でも筋肉の場合は2~3割程度です。
いかに自律神経の老化は激しいのかを覚えておいてください。

また、
寝不足などの脳機能が一時的にも低下する場合は、
いつもの作業や、ストレスでも中枢性疲労が溜まりやすくなります。

この状態は
交感神経の優位な状態になり副交感神経が十分に働かなくなるため、
心拍数が上がったり呼吸が浅くなったり、
消化器官が緊張して胃もたれや下痢などの症状が生じることがあります。

■危険なのはどっち?

中枢性疲労と末梢性疲労は、
両方とも若年層より50歳以上の人にとって危険です。

特に
中枢性疲労が慢性化するとうつ病の発症も考えられます。

■そんなときは

どちらの疲れも、
計画的な休養が必要です。

「時間があれば」とか、「暇になれば」ではなく、
積極的にカレンダーに休養日や楽しいレクリエーションを入れることをおすすめします。

また、
週末の朝はヨガや瞑想を取り入れたり、睡眠時間は7~8時間を目指しましょう。

5月号に続く

其の三、「おすすめ!古本めぐり」 

50歳からの病気にならない行き方革命
安保 徹(著)単行本 – 2004/5/31

安保先生は、
現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科で、教授を務める自律神経の研究者です。

自律神経の専門家から見た現在の医療について書かれた本書は、
健康のあり方についてわかりやすく解説しています。

「健康」と「病気ではない」は同じではない。
無理をして体調を崩し、それを医学で補うことは、
生き方に無理がある証拠と訴えています。

50歳を過ぎた方にはチョッと耳の痛い話です。
中年以降の皆様に是非、読んでいただきたい一冊です!

今月のストレッチ
ストレッチ NO47
 「大腿直筋のセルフケア」【解説編】

今月の一言

「大型連休中の、健康状態を観察してみましょう!」

連休は、仕事のストレスも職場の人間関係もなくなる期間です。もし、体調が良くなるのなら職場に問題があるかもしれません。しかし、変わらないなら仕事以外がストレスの原因です。

肩こりからの頭痛に関して記事はこちらから

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