健康新聞2021~正月号~

 

其の一、坐骨神経痛について?

またもや、
非常事態宣言が出てしまいましたが、皆様はいかがでしょうか?

自宅勤務の方も増え、
レクリエーションや会食などのお楽しみも、
もうしばらく我慢になりそうです。

 

自宅勤務といえば、
なれないダイニングテーブルや中にはコタツで
PC作業をしている方も多いと思います。

職場のデスクと違ってデスクワークをするには
適してはいません。

肩こりや腰痛、脚のむくみなど
さまざまな症状が挙げられますが、
中でも治りの遅い「坐骨神経痛」について今回から
数回にわたってお伝えいたします。

原因その1「椎間板ヘルニア」

坐骨神経痛で認知度№1といえばやはり「椎間板ヘルニア」です。

上の図にあるとおり、背骨に上下の圧が
かかった時に、髄核と呼ばれるゼリー状の物質が飛び出し、
神経を圧迫することで神経痛を引き起こします。

最も多い発症年齢は30~40代で7割を占め、
50代以降は極端に減少して60代以降はほとんど発症しません。

つまり、
高齢者の椎間板ヘルニアは「今起こったもの」ではなく
20年以上前に起こったものだということです。

ちなみに、
椎間板ヘルニアが原因の腰痛は、腰痛全体のたった3%ということです。

 

椎間板ヘルニアの好発部位

腰椎椎間板ヘルニアの好発部位は、
第4腰椎と第5腰椎間、第5腰椎と仙椎間の椎間板です。

4番と5番の間で神経を圧迫すると
お尻の横から太ももの外側→
すね→親指にかけて症状が出ます。(ピンクのゾーン)

5番と仙骨の間ならお尻から太ももの後ろ→
ふくらはぎ→足の小指側にシビレや痛みが発生します。

 

 其の二、椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛の治療 

まずは検査です。

症状の重い・軽いは関係なく
MRI等の施設のある病院で画像診断が必要です。

現在の症状が本当に椎間板ヘルニアが
原因かどうかを確認する必要があります。

検査機器を利用しなくても、

徒手検査(手を使った検査)で大まかな判断はできますが、
MRIを受けて頂きたい理由があります。

それは、現時点での腰の状態を
患者さん自身が知っておく必要があるからです。

MRIを含め、検査の結果は患者さんのものです。

かりに、
今回の症状が治ったとしても
次に症状が現れたときに比較ができるからです。

そうすると、
前の状態と変わりがないのなら、
ヘルニア以外を疑ことができます。

悪化している場合は悪化の理由を探す必要があります。

※MRIの結果は病院に請求すればDVDやCDでいただけます。

2月号へつづく

 

其の三、「おすすめ!古本めぐり」

Think clearlyロルフ・ドベリ (著), 安原実津 (翻訳)

最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

2019年に最も売れたビジネス本の紹介です。

作者のロルフ・ドベリさんは、
スイス生まれの作家、実業家です。

人は、
一時の感情や不確かな情報をもとに行動をしています。

しかし、
そのすべてが正しいわけではありません。

中には間違った行動や、
その後の人生に問題を残す行動もあります。

この本には、
研究や経験から導き出したヒントが52個書かれています。

もし、
ご自身に部下やお子さんがいるのなら
是非、読んでいただきたい一冊です。

 

今月の一言

「緊急事態宣言だけど、先が見えないコロナかな」

一人一人が感染予防するしかないですね。

今月のストレッチ

足腰を鍛える『ランジ』

室内でもできる足腰の筋トレです!
詳しくは動画をご覧ください。

 

お知らせ

現在、院内の密を避けるため、予約のみの受付となっています。
ただし、ご夫婦・ご家族様(二名まで)の同時予約は可能です。是非、ご利用ください。

また、院内での施術は、検温・手指消毒・マスク着用のご協力をお願いいたします。

 

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